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薬剤師って稼げないの?稼げる人と稼げない人の違い【金欠薬剤師必見!】

「薬剤師って意外と稼げない…」

周りからは薬剤師は稼ぎが良いと思われていても、実際働くと感じたことのあることかと思います。

あなたもそれを実感したことはあるのではないでしょうか?

私はバリバリあります。

特に若手の段階では「稼げないから将来が不安」という人も多いようです。

それはそうですよね。20代なら結婚の時期があったり旅行に行って経験を積みたいという人もいるでしょうし、30代になれば子どもが出来て教育費や持ち家の購入などのイベントがやってきます。

収入が少なければ将来の生活の不自由さやもどかしさは感じやすくなります。

しかし、適切なキャリアプランと戦略的なスキルアップがあれば、その道は開くことができます。

この記事では、薬剤師としての収入向上の秘訣、キャリアアップのための具体的なアドバイス、さらには転職サイトを活用した効果的な転職戦略まで、幅広く解説していきたいと思います。

あなたが抱える「稼げない」という悩みを解消し、薬剤師としての充実したキャリアを築くための一歩を踏み出しましょう。

まずは、実際薬剤師は本当に稼げていない職なのかをもう一度おさらいしていきたいと思います。

薬剤師は稼げない?年収実態:誤解と現実

薬剤師の年収に関する誤解と現実を探ります。

多くの人が薬剤師の年収を高いと考えがちですが、実際のところはどうなのでしょうか。

薬剤師の平均年収と日本全体との比較

薬剤師の平均年収は、日本全体の平均年収と比較してどのような位置にあるのでしょうか。

国税庁が行っている令和4年分民間給与実態統計調査によると、日本全体の平均年収は約458万円となっています。

一方で、令和4年に実施された賃金構造基本統計調査(令和4年)では薬剤師の平均年収は約583円でした。

日本全体の平均年収よりも約125万円上回っている結果となりました。

しかし、薬剤師になるまでの大学6年間の学費等を考慮すると割に合っている感じは全くしませんね。

私の見解では、

  • 6年間も勉強したのに、
  • 命に関わる仕事なのに、
  • 責任重大な仕事なのに、
  • 奨学金も借りているのに、

と感じている給料に不満を感じやすくなっているのではないかと考えています。(私も全くもって同意見です。)

ちなみに6年間通わせてくれた親には感謝してもし足りないと常々感じています。

今回の結果では薬剤師の平均年収は日本全体平均年収より約125万円高いという結果になりましたが、それを鵜呑みにしてはいけません

その理由は以下の通りです。

  • 年齢別に見たら20~30代は安い
  • 一部の人により平均が底上げされている
  • 奨学金を借りている人が多い

ことが背景にあるからです。

しかし、だからと言いて諦めてほしいわけでもありません。

まずは、20代薬剤師の年収はどのようなものなのでしょうか?

20代薬剤師の年収実態

同じく、令和4年分民間給与実態統計調査では、20代薬剤師の平均年収約423.1万円と驚くべき結果が出ました。

ちなみに30代前半になると、約564.1万円へと大幅に上がりますが、これは主に転職や管理薬剤師への昇進が大きく影響しているようです。

20代ではやはり低いことに変わりはないと思います。

しかし、この時期はキャリア形成の基礎を築く重要な時期でもあります。

病院薬剤師か薬局薬剤師なのかでキャリアの伸ばし方にはそれぞれコツがあるため紹介していきたいと思います。

なにも知らず、行動せず、稼げない薬剤師になるよりも、どうしたら生活に余裕を、人生経験を豊富に、家庭を安定させる「稼げる薬剤師」になれるかを考えていきましょう!

脱・稼げない薬剤師!年収アップとキャリアパスの可能性

薬剤師としてのキャリアパスと年収アップの方法について探っていきたいと思います。

転職という手を使えば容易に年収を大幅アップさせることは出来ますが、転職の話はいったんおいておきます。

まずは薬局薬剤師か病院薬剤師かで主なキャリアパスの進め方、年収のアップ方法は異なります。

病院薬剤師の年収アップ方法

1つの病院で薬剤師を続けていくとした場合、一般職→主任→科長→副部長→部長という段階でキャリアが上がっていきます。(部署によってはここまで細分化されていないケースもあります。)

まずは先輩方を見て、どの年代でそのポストにいるのか、どのような人材がポストにいるのかを把握しましょう。

自分がどれくらいになれば上位職に上がれるかが分かれば、今の年収がいつまで続くのかも予想がつきます。

しかし、すぐに上位職になれるほど病院薬剤師は甘くありません。

診療科ごとでの医師や看護師との良好な関係、教育や薬剤部の仕組みに関してのマネジメントができるだろうということが前提になるからです。

そのため、若手の薬剤師が意識するところは何と言っても専門資格を視野に入れることが重要です。

入職1~2年は基礎的なところの底上げが重要になりますが、それだけでは病院薬剤師はやっていけなくなります。

今の病院でどんな患者に関わることが多いのか、どのような分野に興味を追っているのかを感じながら業務することでより専門への道は開けてくると思います。

専門資格を取る過程でより多く医師や看護師と話すことが増え、信頼しあえる良好な関係が気づけますし、後輩をエビデンスに基づいて説明したりと教育についても大きな影響を及ぼします。

専門資格を目指して行動をすれば院内での役割幅は増え、自ずとキャリアパスは開けていきます。

また、専門資格があれば転職を考えた際も大きなアドバンテージになります

薬局薬剤師の年収アップ方法

薬局薬剤師の場合、まずは管理薬剤師や在宅医療への参画への道を考えることが重要と言えます。

責任重大な仕事ではありますが、その分やりがいや医療業界のニーズや医薬品管理、マネジメント力がより身に付きます。

(令和5年)第24回医療経済実態調査の報告によると、保険薬局だけで見た場合

  • 一般薬剤師の年収平均は486万4,287円
  • 管理薬剤師の年収平均は734万8,725円

200万円以上の大きな差がありました。(※1)

※1)保険薬局の店舗数別の全体から抽出しています。

また、これからの高齢化社会により、在宅医療は非常に需要が高くなると推測できます。

加算も大きいため、在宅中心で会社の利益につなげることが出来れば、自ずとキャリアアップや年収アップに繋がるでしょう。

稼げないは嘘?薬剤師業界の将来性とキャリアの長期展望

薬剤師の将来性については薬剤師飽和という噂からささやかれていましたが、最近はAIの発展により薬剤師の将来性に不安をもつ方も増えてきているでしょう。

実際薬剤師の将来性や展望はどのようになっていくのでしょうか?

「オワコン」説の検証と業界の将来性

近年、薬剤師業界の将来性について「オワコン」という声も聞かれますが、実際のところはどうなのでしょうか。

実は、薬剤師の需要は依然として高く、特に高齢化社会の進展に伴い、在宅医療や地域包括ケアシステムでの役割が増しています。

これらの分野では、薬剤師の専門性がより重要視され、新たなキャリアチャンスが生まれています。

最近では、「在宅療養支援認定薬剤師」という在宅に特化した専門資格もあり、薬局薬剤師の先生方は取りやすい資格にもなります。

先述した通り、在宅医療の需要は上昇傾向にあるため、この専門資格は非常に重要な意味を持ちます。

AIの発達により薬剤師の仕事は取られるとありますが、対人については実際に患者さんの状態を見て考えることも多いですし、良好なコミュニケーションを行うのにAIでは不十分です。

AIが発達してきたら調剤業務や監査業務などの対物業務をやってもらい、薬剤師は本来求められている職能を発揮していけばよいのです。

それを考えると、薬剤師の今後の展望としてはとても良いものになると思いませんか?

テクノロジーの進化と薬剤師の役割変化

テクノロジーの進化は薬剤師の役割に大きな変化をもたらしています。

例えば、電子処方箋の普及やオンライン服薬指導の導入により、薬剤師の業務はより多様化しています。

また、AIを活用した薬の調剤や副作用管理など、新たな技術の導入により、薬剤師の仕事はより高度な専門性を要求されるようになっています。

これらの変化を理解し、自身のスキルをアップデートすることで、将来的にはより多くのキャリアチャンスが開けるでしょう。

稼げない薬剤師から脱する│年収を上げる副業と収入源の多様化

薬剤師のための副業や収入源の多様化について考えます。

薬剤師としてのキャリアだけでなく、生活を充実させる(家庭、趣味、習い事、旅行など)には収入を増やしていく必要があります。

副業の選択肢とその効果

薬剤師にとっての副業選択肢は多岐にわたります。

例えば、調剤薬局やドラッグストアでのパートタイムの仕事、メディカルライター、医療系予備校の講師などが挙げられます。

私の場合は、自分の時間は自由に使いたい派なのでメディカルライターをしています。

同じ気持ちを持つ人ならメディカルライターはおすすめです。

薬剤師の国家資格を持っているとライターの相場である0.1円/文字をはるかに上回り2.0円/文字の案件も飛び込んできます。

1記事4000文字とすると8000円に相当します。最初は3~4時間かかることもありますが、慣れてくれば1時間ほどでかけるときもあります。

そうすると少なくとも時給2000~8000円が可能です。普通にバイトするよりも割が良く、時間も場所も選ばないのがメリットだと個人的には感じています。

しかし、メディカルライター以外の副業にも大きなメリットがあります

新しい職場や業務に携わることで、異なる視点や新たなスキルを身につけることができます。

これは、自身のキャリアにとって非常に有益です。また、副業を通じて新たな人脈を築くことも可能です。

ただし、副業を選ぶ際には、本業とのバランスを考慮することが重要です。

本業に支障をきたさないよう、時間管理やエネルギーの配分に注意する必要があります。

また、副業が就業規則に抵触しないかも確認することが必要です。

スキルアップと専門性の強化

副業は、スキルアップと専門性の強化にも影響します。

例えば、メディカルライターとしての副業は、医療知識の深化や文章力の向上につながります。

また、医療系予備校の講師として働くことは、薬学の知識を再確認し、教える技術が磨かれます。

副業を通じて得られる新たな知識やスキルは、本業にも好影響を与えます。

例えば、メディカルライターとしての経験は、患者への説明能力の向上に役立ちます。

教育関連の副業は、病態生理学や薬理学の知識を再確認し、実践の場でも活用できることも増えるでしょう。

副業を選ぶ際には、自身のキャリア目標や興味に合ったものを選ぶことが重要です。

自分の専門性をさらに深めることができる副業を選ぶことで、キャリアの幅を広げることができます。

また、副業を通じて得た経験や知識は、将来的に転職を考える際にも役立つでしょう。

稼げない薬剤師にならないで!若手薬剤師に向けたキャリアアドバイス

働き始めたは良いものの今後のキャリアについて不安をもつ若手薬剤師に向けてお話します。

できるだけ上から目線にならないように気を付けます(笑)

さっそくですが、薬剤師としてのキャリアをどのように築いていくかは、多くの若手薬剤師にとって重要な課題なのは明らかですが、どのようなキャリアプランを立てるのが良いのでしょうか?

新しい働き方とライフスタイルの模索

私もそうでしたが、若手薬剤師にとって仕事とプライベートの時間をどちらも有意義に使えるかどうかはとても重要なことです。

働き詰めになって知識を積んでも満足度的には不十分と感じる人が多いように、プライベートも重視しなくてはなりません。

現代の働き方は多様化しており、正社員としてフルタイムで働かなくても、派遣やアルバイトをしつつ新しいことに挑戦している人もいます。

特に今では時給4000円越えの求人すら多くあるほどです。正直正社員で働くよりも給料は良いです(笑)

高時給の派遣が気になる方は

薬剤師の転職・派遣はファル・メイト

を見てみてください!

話は戻りますが、新しい働き方を模索する際には、「仕事のやりがい」「プライベートの自由さ」「家庭との両立」「金銭的な余裕」など、どれに優先順位を当てるのかが非常に大切になってきます。

まずは自分が何を求めているのか、何を見据えているのかを明確化することで、転職活動の際に考えにブレがでず、長期的に考えてキャリアの維持やモチベーションの維持が可能となります。

「まだ、先のことなんて考えられないよ。」

という方もいるかとは思いますが、これは薬剤師1年目でも非常に大切な考え方です。

若手薬剤師への具体的なキャリアアドバイス

繰り返しになってしまいますが、

病院薬剤師なら専門資格の取得を念頭に入れましょう。

この際、専門資格の種類には指定はありません。自身が病棟業務で関与している領域が最も良いかと思います。

理由は資格の申請要件にその分野に何年関わっていたか、場合によっては症例提示が必要になるからです。

薬局薬剤師等であれば、管理薬剤師へのキャリアアップが現実的だと思います。

年齢が到達すればなれるものではありますが、周りを見渡す力や薬品管理の責任はかなり大きいです。

日々周りの動きを意識して業務することで、少しずつ管理薬剤師として必要な能力の地盤を作ることは出来ます。

まとめ

見出し主な内容
薬剤師の収入は高い?日本全体だと高め。しかし、若手の薬剤師の年収は基本低い。場合によってはほぼ横ばいのケースも。
年収アップには?病院、薬局で辿る道は異なる。まずは部内で昇進が可能なのかを確認する。
薬剤師はオワコン?全くオワコンではない。むしろこれから薬剤師の専門性がより求められる。
年収増やすために副業もあり副業は全然あり!薬剤師、予備校教師、メディカルライターなど多くの副業は見つけられる。
若手薬剤師へのアドバイスまずは、自分が何を重視しているのかを明確化すること。
各見出し毎のまとめ

今回のお話を表にまとめてみました。

薬剤師は決して稼げない職でもないですし、将来なくなる仕事でも決してありません。

しかし、何も考えていないと稼げない薬剤師になる可能性も十分ありますし、薬剤師がやらなくていい仕事が増えるのも事実です。

今後の医療がどのような状況になっていくのか、経済的に自分の家計にどのような負担が出てくるのか。

きちんとアンテナを立てて、動くべき時に行動を起こすことができ、皆さんが生きたかった人生に近づけることが出来たら嬉しいです。

転職に限らず、どのようなキャリアを歩むべきか悩んでいる。など困っている方があればいつでも相談には受け付けますので気兼ねなくご連絡ください。

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