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薬剤師はオワコン!?AI参入による影響でも生き抜くためには

AI技術の参入により、薬剤師はもうオワコンだ。

そんな話を聞いたことあるのではないでしょうか?

今回は、AI技術の参入で本当に薬剤師はオワコンなのか解説していきたいと思います。

結論を先に伝えると、オワコン説は間違いないという事です。

いったいどういう事でしょうか?解説していきます。

オワコン説に迫る①│薬剤師の働き方

薬剤師が調剤している風景

オワコン説の話を出す前に、現在の薬剤師の働きと今後の求められる働き方についておさらいしましょう。

現状の働き方

薬剤師の働き方として、調剤業務、鑑査業務、投薬業務を主軸に、在庫管理なども行っているのが現状です。

調剤もヒート調剤だけであればスピーディにできますが、一包化や散剤、粉砕調剤では多くの時間を要しています。機械の導入をしている店舗もありますが、それでも手間を要しているのは間違いないでしょう。

「対物よりも対人へ」

薬剤師の職能を引き上げるために、そう語られ始めてから数年は経過しますが、思うように対人に移行できていないのが現状です。

今後求められる薬剤師像

やはり今後も対人業務の発展が重要視されています。

「薬剤師の専門性」を発揮し、副作用への対応減薬提案代替案の提案等、より実践的で医学的、薬学的な思考が求められます。

この専門性にたどり着けない薬局は今後淘汰されていく可能性が十分あります。

今はSNSでも十分に知識の習得が可能です。過去の情報ではないか、正しい情報かは各自での確認が必要な事には注意が必要です。

オワコン説に迫る②│薬剤師とAI技術の関係

AI技術が広がっているイメージ

さて次に、AI技術の参入が予想される中でどのような役割になるのかを理解することで、どのように薬剤師オワコン説に影響するか紐解くことが出来ます。

AI技術が薬局へもたらす【良い】影響

AI技術により薬剤師や医療事務が実施している調剤業務や棚卸などの薬剤管理はより恩恵を得られるでしょう。

対面業務である、服薬指導についても点眼薬や外用剤などはAI技術の参入によりスピード感のある投薬が可能になることが予想されます。

AI技術が薬局にもたらす【悪い】影響

良い影響がある反面、その逆があることをきちんと把握することも重要です。

AI技術はとても有用なものと思われますが、完全な使用が出来るのにエラーを繰り返すことが考えられます。

また、添付文書やガイドラインの最新の状態でアップデートされていなければ進歩についていけません。

また、論文をベースにした情報を取り扱う場合、品質の低い情報に惑わされ患者の不利益に繋がる可能性も十分あります。

【徹底考察】薬剤師が今後オワコンなのか

薬剤師がオワコンで落ち込んでいる様子

メリットとデメリットは先述した通りですが、調剤鑑査、服薬指導などの対人業務とAI技術の参入による薬剤師オワコン説を具体的に考え徹底的に考察していきたいと思います。

調剤鑑査でのAI技術の参入

AI技術が進歩し実用化されるようになると、おそらく添付文書がベースで情報が処理されることになります。

そうなると、次のような問題点が出てきます。

  • 併用注意でのアラートが連発
  • ガイドライン上の使用ではエラーが連発
  • 腎機能で調節が必要な薬剤はデータがないとエラー

などがデメリットとして挙げられます。

AI技術の設定を細かく変えなければその店舗に応じた働きをするのは難しいことが予想されますが、時間をかけることで、店舗ごとに特化した対応ができると思われるので有用かと思います。

服薬指導へのAI技術の参入

服薬指導などの対人業務へのAI技術の影響としては、メリット・デメリットがはっきり分かれると思われます。

<メリット>

  • 外用剤や点眼薬などの投薬スピードアップ
  • 患者情報を事前に把握できていれば他の処方についても即時対応可能

<デメリット>

  • 患者情報の聴取を拒まれたり、適当な入力がされた場合は危険
  • 機械的な指導になるため、指導に対する相手の理解度を把握しづらい
  • 人間味が感じにくく、相談や悩みを打ち明けにくい

良い点もあれば悪い点もあるのが分かると思います。

結論、AI技術によって薬剤師はオワコンなのでしょうか?

店舗によってはオワコンは現実に

AI技術のもたらす恩恵はすさまじいものです。

私たちが多くの時間をかけてきたものが、AI技術の参入により即座に対応される可能性を秘めています。

特に、対物業務が主軸になってしまっている薬局には、AI技術の参入により大打撃を受ける事でしょう。

また、対人業務にも力が入っている店舗に関しては、調剤に充てていた人員を投薬などの対人関係へと充てることが出来ます。

そうすると、AIでなく人が対応した方が良いケースに焦点を当てることができ、質の高い指導が可能になると思われます。

ただ、どの患者にAIを当てるのか、人が対応した方が良いのかの選定は悩ましい所でしょう。

薬剤師がオワコン説に振り回されないために

物事に悩まされずに進む姿

これから社会に出る薬学生や既に働いている薬剤師がこのオワコン説に惑わされない為に必要なことがあります。

  • 変化の波に抵抗しない
  • 患者の悩みを解決する

この2つを忘れないようにしましょう。

AI技術を味方に

AI技術なんて入れている余裕なんてない。どう使えばいいか分からない。など

新しい技術が組み込まれると働き方や今までの動きが出来なくなる可能性があります。人はそういう変化を嫌いますのでどうしても、時代の波に抵抗しがちです。

しかし、世界中で進歩しているAI技術をいつまでも受け入れなければ、差は開くばかりです。

新しいAI技術を味方にして、患者の悩みをくみ取り解決し満足してもらう。

そういう気持ちが重要で、今後の時代の流れに惑わされない考え方です。

対人に集中し患者へのために

AI技術の導入により、薬剤師が行っていた対物業務が激減することが予想されます。

その分、患者対応に時間を費やすことができ、薬剤師の専門性を発揮しやすくなるでしょう。

もしかしたら、薬剤師の専門性が高まった先に一部の処方権や年収アップなども十分考えられることかと思われます。

まとめ

将来のことを考えている様子

薬剤師のオワコン説について説明してきましたが、最後に分かりやすくまとめます。

  • AI技術により対物業務は激減し、薬剤師は対人業務に集中できる
  • AIの一部の投薬を担う事でさらに薬剤師の専門性を高められる
  • 対人業務が不得意の薬局は淘汰される可能性がある
  • AI技術は味方につけることで薬剤師の職能が広がる

AI技術により薬剤師がオワコンになるというのはあり得ません。

むしろ薬剤師の職能がより発揮できるチャンスになります。

いつその波が来ても良いように、しっかりと土台を築いていきましょう!

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