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病院薬剤師は稼げない?20代の平均年収と年収アップ必要な5つのポイント

病院薬剤師として働いていて、「思ったより給料が低いな。」と感じたことはありませんか?

今回は病院薬剤師の「稼げない」のリアルを包み隠さずお伝えしていきたいと思います。

また、その上で年収アップを狙う方法についても解説していきたいと思います。

お金を「稼ぐ」ことに抵抗を持つ方は意外と多くいますが、資本主義のこの日本でお金がないと自分の為に投資すること、まして家族を支えることも困難になってしまいます。

お金を「稼ぐ」=人生の選択肢を増やす

という認識で見て頂ければと思います。

年収アップに必要な5つの重要なポイントについて早く知りたい!っという人は「脱!稼げない病院薬剤師の為に検討すべき5つのポイント」をご覧ください!

病院薬剤師の「稼げない」は本当か

空の財布と稼げない状況をイメージ

実際私も20代は病院薬剤師として働き続けてきましたが、「なんか給料安い・・・?」と感じることは何度もありました。

大学時代の友人はドラッグストアや調剤薬局へ就職している人が多かったため、私の給料との差にびっくりしたことも鮮明に覚えています。

ここまで聞くと、病院薬剤師は稼げないんだなと薄々気づき始めると思います。

病院薬剤師でも稼げるようになる方法はいくらでもありますが、まずは病院薬剤師は稼げないのか?という実態について解説していきます。

なぜ病院薬剤師は稼げないと言われるのか

病院薬剤師が稼げない大きな理由は2つあります。

  • 病院は非営利組織である
  • 医師各部署の部長が優先

そもそも病院は調剤薬局やドラッグストアと異なり、営利目的の活動が禁止されています。

そのため、給料に当てられる財源には限りがあると思ってもらっていいでしょう。

その上、医師や各部署の部長の給料が優先的に支払われるため、一般職である私たちの給料は安くなるのは容易にイメージできるでしょう。

また、コロナ渦の時期には経営難で赤字の病院も多く、ボーナスが減ったりと大打撃を被った方も多いでしょう。

今後は少しずつ緩和されていくと思いますが、それでも以前の状況に戻るだけで長期的に見て年収が上がっているわけではありません。

それでは、「今の病院薬剤師の平均年収が今どれくらい?」「自分がどれくらい給料をもらえている?」と気になると思うので解説していきます。

病院薬剤師の平均年収の現状

薬剤師全体と病院薬剤師での平均年収にはどの程度の差があると思いますか?

厚労省が出しているデータやマイナビ薬剤師の情報を踏まえると

  • 薬剤師全体の平均年収:約583万円
  • 病院薬剤師の平均年収:約521万円*

(*マイナビの調査で25~65歳男女へのアンケート。平均年齢:42.1歳

という結果になりました。

病院薬剤師は意外と稼げてる?と感じるかもしれませんが、平均年齢が42.1歳だということを考えると微妙な数字と言わざるを得ません。

管理職などに就く人も出ているため、特に20代の病院薬剤師年収の中央値はもっと下になることが予想できます。

様々な求人や自分の年収推移、同僚などの話を総合すると、20代の病院薬剤師の年収は350~450万円に収まることがほとんどです。

平均年収は約400万円というのが妥当なところです。

ちなみに20代薬剤師(1~5年目)の平均年収が約464万円厚労省のデータより算出)だという事を考えると説得力のある数字になると思います。

年収の幅が多いのには、年齢以外の要因も多く存在しています。具体的にどのような要因があるのか解説していきたいと思います。

年収を左右する要因

今回は、特に20代の病院薬剤師の中でどの要因が年収に関係するのかを抜粋してみました。

  • 地域性
  • 病院の規模
  • 専門資格の有無
  • 薬剤部の貢献度

人手が不足しやすい場所や中小などの病院であれば管理職的な立ち位置の求人もあるため、年収アップの可能性はあります。

また、専門資格の取得による手当で月数千円のアップが見込めます。

また、皆さんが見落としがちな点として、薬剤部の病院に対する貢献度というのもあります。

  • 毎年論文を出している
  • 専門資格者の排出
  • 院内取り組みへの積極的な参加
  • 機能評価が上位ランク

これらの成果を出していると病院長も理事長も薬剤部を認めてくれるようになり、給料アップや配属人数の増員などに影響してきます。

すでに働いているぞ!という人では手遅れ情報かもしれませんが、今後やりたい事を見つけるために病院転職などを検討しているのであれば、十分有力情報だと思いますので参考にしてみてください。

「稼げない」20代病院薬剤師の年収事情

稼げない状況に憂いている様子

やりがいを求めに病院へ就職したのになぜ「稼げない」という現実に悩むのでしょうか?

20代薬剤師の低い年収事情を深堀りしていくのと同時に気になる他の職種との年収比較も併せて解説していきます。

20代で感じる給料の不満とその原因

病院薬剤師の給料が安く、他職種に比べ「稼げない」職種であることは悲しくも理解したと思います。

給料に対する不満を明確化することで解決策も具体的にすることが出来ますので、めげずについて来てくださいね!

特に20代で感じる給料の不満に共通していることは3つあります。

  • 忙しさと年収のギャップ
  • プライベートが充実しない
  • 金銭面で将来が不安

自分もすごい感じたことですが、想像よりも忙しいのが病院薬剤師です。

内服、注射の調剤鑑査だけでなく、病棟業務もありますし、一言に病棟業務と言っても幅広い働きがあります。

緊急入院が多ければ仕事が残っていても対応しなければいけませんし、医師や看護師とのコミュニケーションも時にストレスになることもゼロではありません。

「身体もメンタルも疲弊するのに、なんでこんなに給料が安いのっ!?」っと感じるのは当然のことだと思います。

このギャップが非常に大きく負担に感じる人が多いのが現状です。いかに仕事を効率化し、やりがいを感じとれるように日々試行錯誤しながら働いていく必要があります。

また、休みが取れても疲れを取るのに貴重な休日を消費してしまったり、このままで将来大丈夫か?と感じることが多いのも20代の病院薬剤師の実態です。

これには良いも悪いもありません。ライフステージの変化に応じてライフワークバランスを調整していくことが一番重要です。

とは言っても同年代の薬剤師がどの程度稼いでいるのか気になると思いますので確認していきましょう!

同世代の他職種との給料比較

20代薬剤師の給料の目安は求人票に記載されている年収と大きな差はありません。

その理由は、管理職に上がる人が30代と比べ少ないことが挙げられます。また、これも重要な事ですが、提示年収がそのままポケットマネーになるわけではなく、税金などで75~80%しか残らないと考えておく必要があります。

特に2年目からは住民税が加わるため、月の給料は1年目の時よりも少なくなる人が多く、残業や当直でカバーするような形になります。

それでは20代の他の薬剤師はどの程度の給料を稼いでいるのでしょうか?

  • 病院:年収350~450万円
  • 薬局:年収400~600万
  • DS:年収450~650万

特定の条件や地域手当などを考慮するとさらに差は出ると思いますが、実際にはこのあたりが多いのが現状です。

病院薬剤師が他の薬剤師と比べ稼げないと思われるのは紛れもない事実なのです。

では、病院薬剤師は永遠に稼げないままなのでしょうか?

全くそんなことはありません。次から稼げない病院薬剤師から脱するのに重要な5つのポイントについてお伝えしていきます。

脱!稼げない病院薬剤師の為に検討すべき5つのポイント

お金を育むイメージ

何もしないままでは「稼げない」病院薬剤師として君臨し続けるでしょうが、きちんと対策や正しい行動をとることで稼げる薬剤師になることが出来ます。

それに必要で重要な5つのポイントは次の通りです。

  • 出費の見直し
  • キャリアアップ
  • 副業スタート
  • 投資の検討
  • 転職の決断

それぞれメリット・デメリットを踏まえて解説していきましょう!

大前提!出費の見直し

お金を稼ぎたいという欲の裏側には、お金をためて自由に使えるという余裕が欲しいからです。

お金にゆとりがある人には「不要な出費はしないという共通しています。

いま一度、外食の頻度や無駄遣いを見直していきましょう。頻度や無駄遣いを0にすることは無理ですので、少しずつ頻度を減らすという意識で行動していきましょう!

まずは月の出費を5,000~10,000円抑えることを目標にしていきましょう。

  • メリット:すぐに実行できる
  • デメリット:自制心に左右される

病院薬剤師としてのキャリアアップ

本業として病院薬剤師をするのであれば、キャリアアップは非常に重要です。

20代で病院薬剤師の管理職になるのは難しいですが、確実に年収アップが見込めます。

また、専門資格を習得することでも手当を得ることができますし、さらなるキャリアアップへの道を開くことが出来ます。

そのためには、調剤室や病棟業務の改善などにも手を尽くしていくことでマネジメントとしての能力を周りに示すことが出来ます。

  • メリット:確実な年収アップややりがいに繋がる
  • デメリット:数年時間がかかる

副業の取り組み

副業と言ってもいくつもの種類がありますが、今回は派遣(バイト)薬剤師に絞ってお話します。

日給として稼げますし、場所によっては時給4,000円以上の案件もあるためすぐに稼げる点が強みです。

また、薬局やDSで働くというのは病院薬剤師としては非常に貴重な経験ですし、薬薬連携の一環としても同僚と比べても大きなアドバンテージになります。

副業の禁止の有無は各病院での規則に従うようにしましょう。

  • メリット:高時給ですぐに実行できる
  • デメリット:公休の日に仕事が入る

投資への取り組み

老後2000万円問題が話題になってから皆さんもご存じかと思いますが、積立Nisaなどの投資への取り組みも非常に重要となります。

投資は積み立てNisaだけでなく、IDecoや株式投資、不動産投資、暗号資産などの選択もあります。(暗号資産は投機とも呼ばれギャンブル要素が高いですが、ハイリターンも狙えます)

  • メリット:誰でも少額から始められる
  • デメリット:勉強しないと結果がでるのに時間がかかる

転職の検討

副業も投資もなかなか手が出せない。けど年収アップを狙いたいという人には転職はかなり有効な手段の一つです。

正しい方法をとることで、「誰でも・すぐに・確実に」年収を大幅にアップすることが可能です。

不安になることはあるでしょうが、確実にその後の人生は変わります。

実体験でもありますが、病院薬剤師が転職を行う事で年収200万円以上のアップも狙えます

  • メリット:確実に大幅年収アップできる
  • デメリット:人間関係の再構築が負担になる

「稼げない」を脱してゆとりのある人生を

年収が上がり家族と幸せに過ごしている様子

現状にただ嘆いて「稼げない」病院薬剤師を継続していても、人生は何も変わりません。

むしろ、あの時行動しておけば良かったと後悔する可能性も十分にあります。

稼げないを脱することで具体的にどのような人生が待っているのでしょうか。

残高を気にしない人生

クレジットカードの支払いで残高をついつい見てしまう。なんてことはありませんか?

ゆとりが持てることで残高を気にせずに生活をすることが出来ますし、ある程度お金の使い方を確立させてしまえば、間違いなくお金は溜まっていく一方です。

たまに気になって残高をみた時に思ったよりお金が溜まっている!と実感するのはなかなか気持ち良いものです。

新たな経験ができる人生

お金に余裕が持てることで、人生経験を積むこともできます。

具体的には、気になっていた趣味への挑戦や行ったことのない場所への旅行などもできるようになるため、人生の深みがでるでしょう。

また、その刺激を覚えるとさらに日常やる気に繋がりますし、更なる年収アップにも影響していくでしょう。

家族に苦労をかけない人生

特に男性陣には聞いてほしい話ですが、今彼女や奥さんはいますか?パートナーがいなくても結婚願望はありますか?

現状のまま生活して、結婚し子どもを育てるとなった時に、家族を支える自信はあるでしょうか?

家庭を持つ際に大きな問題になるのは「お金」です。

稼げる薬剤師になることで、パートナーや子どもに元気に伸び伸びと生活してもらえますし、子どもの教育、進路の幅にも大きく影響します。

言葉通り「家族の人生」に直接影響することをきちんと理解しながら行動していきましょう!

まとめ

行動の有無で年収に大きな差が生まれるというイメージ

病院薬剤師は「稼げない」のか?という疑問に対して解説してきました。

  • 20代薬剤師の平均年収:約464万円
  • 20代病院薬剤師の年収:400万円前後

さらに病院薬剤師は管理職になれるにもポストが相手からの就任となるため、年収が伸びるとしても時間がかかるという面もあります。

このままでは「稼げない」病院薬剤師が誕生してしまうので、次の5つのポイントを押さえていきましょう!

ポイントメリットデメリット
1. 出費の見直し即実行できる自制心に左右される
2. キャリアアップ着実な増収長期の努力が必要
3. 副業開始短期ですぐに稼げる休みが減る
4. 投資開始少額から始められる先読みが難しい
5. 転職の決断年収200万アップや公休を増やせる人間関係がリセット
脱!「稼げない」する為の5つのポイントと特徴

お金を稼ごうとすることは医療者だとしても決して悪いことではありません。

自分の人生を、家族の人生を豊かにする武器と捉えることで行動力を高めることが出来ます。

お金の余裕を持たせて楽しく実のある人生を目指していきましょう!

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