当ブログはプロモーションを含みます

広告 転職

薬剤師で年収600万円以上にするにはコツがある!【保存版2023-24年】

せっかく6年間も大学に通ったのに給料が安い!仕事の内容に給料が見合ってない!と感じる方は多いかと思います。

もしかしたらあなたもそのうちの一人なのではないでしょうか?

また、1つの目安として「年収600万円以上」という目標を掲げる薬剤師もいるのではないでしょうか?

しかし、どの転職サイトを見ても、どの求人が本当に自分に合っているのか、どうやってキャリアアップを図ればいいのか、迷いや不安がつきまとうことでしょう。

ここでは、年収をアップさせるために必要な基礎知識と効果的な求人の探し方から、転職活動の準備、スキルアップの秘訣、さらには実際に年収600万円を超えた薬剤師たちの体験談までお伝えしていきます。

年収600万円以上の求人が豊富なサイトを早く見たい!という人は「※年収600万円以上の転職サイトを見る」からどうぞ!

薬剤師としての年収600万円以上を目指すための基本知識

薬剤師として年収600万円以上を目指すには、まず現状の薬剤師の平均年収を理解することが重要です。

薬剤師の平均年収と業界動向

マイナビ薬剤師によると薬剤師の平均年収は約583万円とされています。

その中でも20代薬剤師の平均年収は約464万円であり、30~34歳では平均年収約564万円とされています。

年収600万円はやはり高い目標のように見えますね。

しかし、この平均値は地域や勤務形態によって大きく異なります。

  • 調剤薬局では平均年収が約583.8万円
  • 病院薬剤師では約521.7万円

となっています(全年齢)。都道府県によっても年収に200万円以上の差が生じることもあるようです。

また、薬剤師は飽和すると言われてきましたが、業界動向としては、薬剤師の需要は依然として高いです。

特に地方や高齢者の多い地域では薬剤師不足が指摘されています。

このような背景から、薬剤師の年収は今後も安定して高い水準を保つと予想されます。

年収600万円以上の薬剤師になるための条件

第二新卒薬剤師が年収600万円以上を目指すためには、下記のような条件があります。

  • 薬剤師不足の地域
  • 薬剤師不足の店舗
  • 在宅中心の店舗
  • 専門性を高める
  • 管理薬剤師などの上位職につく

<薬剤師不足の地域・店舗>

特に令和2年の厚労省が出している統計結果では、地域の人口10万人に対する薬剤師数の少ない地域として、青森県・福井県・沖縄県が挙げられます。

また、首都圏内であっても、そもそも薬剤師が不足している店舗では、自然と需要が高まりますので年収アップには事足りるでしょう。

<在宅中心の店舗>

近年、高齢化も相まって「在宅医療」への関心と需要は急上昇しています。

企業としては算定などもあり在宅医療を多くとり入れたいと考えていますが、やりたいという薬剤師は意外と少なく、薬剤師への需要も上昇しています。

今後さらに発展する在宅医療もやってみたいという人がいれば挑戦してみても良いでしょう。

首都圏以外は車の運転が必要になるケースが多いので、免許の有無というのはかなり大きな問題になるかと思います。

<専門性を高める>

また、薬局業界ではがんの専門などを謳った「専門医療連携薬局」も重要となってきます。

がん領域や緩和領域などの専門は、取得している薬局薬剤師数はほんの数%であり、かなり需要が高いと考えらえます。

企業によってはそれらの専門資格を持っているだけで年収が60万もアップできるほどです。

<管理薬剤師などの上位職>

管理薬剤師になる条件は主に下記の2つありますので、高すぎるハードルではありません。

  • 薬局での5年以上の実務経験
  • 認定薬剤師の資格

第23回医療経済実態調査の報告(令和3年実施)によると、保険薬局の一般薬剤師の平均年収が約472万円であったのに対し、管理薬剤師の平均年収は約720万円であり、600万円は軽く超えることが分かります。

しかし、薬局での立ち位置が高くなる分、責任が大きくなるのも事実です。

地域別・職場別の年収差とその要因

地域の説明については先述しましたが、詳しく説明していきます。

地域別に見ると、地方では高い年収を得やすい傾向にあります。

これは、地方では薬剤師不足が問題となっており、地方での勤務は高い年収を得るチャンスとなることもあります。

ただ、実際平均年収の高さでは、

  • 宮崎県(717.7万円)
  • 熊本県(684.1万円)
  • 栃木県(664.8万円)
  • 青森県(651.9万円)
  • 静岡県(638.0万円)

がトップ5のようです。(都道府県別 薬剤師年収ランキング マイナビ薬剤師より)

職場別では、一般的に病院や調剤薬局での勤務が主流ですが、製薬会社や臨床開発などの分野でも高い年収を得ることが可能です。

特に、新薬開発に関わる薬剤師は高い専門性が求められ、それに応じた高い報酬が期待できます。

このように、薬剤師として年収600万円を目指すには、地域や職場の選択、専門性の向上など、多角的なアプローチが必要です。

次に、年収600万円以上の求人を見つける方法について詳しく見ていきましょう。

年収600万円以上の薬剤師求人の探し方

年収600万円以上の薬剤師求人を見つけるためには、効果的な求人サイトの活用、求人情報の見極め方、そして転職エージェントの利用が重要です。

効果的な求人サイトの活用方法

求人サイトを効果的に活用するには、まず薬剤師専門の求人サイトを利用することが重要です。

例えば、マイナビ薬剤師やファルマスタッフなどは、薬剤師専門の求人情報が豊富で、年収600万円以上の求人も多数掲載されています。

年収600万円以上の求人数が10,000件以上を越えている転職サイト(2023/11/18時点)は、

  • ファルメイト
  • ファルマスタッフ
  • アポプラス
  • ファゲット

また、公開求人数は上記のサイトより少ないものの非公開求人が90%を占める「エックスファルマという転職サイトもありますのでご参考にして頂ければと思います。

※年収600万円以上の転職サイトを見る

これらのサイトでは、地域や職種、年収などの条件で絞り込むことができますし、組み合わせて登録しておくことで、自分の希望に合った求人を効率的に探すことが可能です。

また、求人サイトを利用する際は、定期的に新しい求人情報をチェックすることが重要です。

高年収の求人は競争が激しいため、早めに応募することが成功の鍵となります。

さらに、並行してサイトに登録しておくことで、条件に合った新しい求人情報がある場合に通知を受け取ることができます。

求人情報の見極め方:給与以外の待遇をチェック

年収600万円以上の求人を見つけたら、給与だけでなく、その他の待遇もしっかりと確認することが大切です。

例えば、福利厚生や休日の数、勤務時間、キャリアアップの機会なども重要なポイントです。

これらの条件が自分のライフスタイルやキャリアプランに合っているかを考慮することで、長期的な視点での転職成功につながります。

また、求人情報に記載されている内容だけでなく、実際の職場環境を知るために、面接時に具体的な質問をすることも重要です。

  • 職場の雰囲気(人間関係、施設)
  • 職場内で共有している目標や取り組み
  • 平均的な残業時間(特に若手)
  • 有休や希望休の取得度

などはきちんと聞くようにしていきましょう!

「休みばかり聞くと落とされそう」と思う方もいますが、プライベートもある程度自由度がないと年収がアップしても負担に思う事が増えてきます。

聞くべきことは聞き、なおかつ会社にとって自分が適材であることを訴えかけていきましょう!

転職エージェントの利用メリット

転職エージェントを利用することには多くのメリットがあります。

まず、転職エージェントは薬剤師の転職市場に精通しており、非公開求人を含めた多くの求人情報を提供してくれます。

中には非公開求人が9割に及ぶ転職エージェントもあるようです。

福袋みたいに何が入っているか分からない分思ってもみない求人に出会える可能性も十分あります。

これにより、一般には公開されていない高年収の求人にアクセスすることが可能です。

また、転職エージェントは個々の転職希望者の経験やスキル、キャリアプランに合わせた求人を紹介してくれます。

これにより、自分に最適な求人を見つけやすくなります。

さらに、履歴書や職務経歴書の添削、面接対策、給与交渉など、転職活動全般にわたるサポートを受けることができます。

これらの方法を活用することで、第二新卒薬剤師でも年収600万円以上の求人を見つけ、成功への一歩を踏み出すことができます。

注意点としては、履歴書や職務経歴書の添削はあくまでも個人で書いたものの添削であり、ベースの良し悪しで完成度も大きく変わります。基本的に抑えるべき記載事項や書き方を抑えておく必要はあるでしょう!

年収600万円以上の求人の多い転職サイト一覧

ファルマスタッフ

薬剤師に選ばれる転職サイトNo.1(※1)を獲得しているだけでなく、転職相談満足度96.7%(※2)と高い満足度を誇る転職サイトです。

  • 公開求人数:48,709件(2023.11.20時点)
  • 「600 万以上」求人数12,432(2023.11.20時点)

また、優良派遣事業者認定制度の認定」を受けていることも大きな強みの1つです

私が調べた限りでは、薬剤師の転職サイトの中で唯一ファルマスタッフがこの認定を持っています。

この認定を簡単に言えば顧客に対して満足したサービスを提供できており、エージェントへの教育もしっかりされている等が挙げられます。

(※1)日本マーケティングリサーチ機構調べ(2021年11月期)

(※2)お客様満足度アンケート(2022.7.14~2022.8.13実施)

アポプラス

30年もの転職サポート実績を持つ転職サイトです。

  • 公開求人数:42,043件(2023.11.20時点)
  • 「高年収」求人数14,626(2023.11.20時点)

と多い求人数となっています。

特徴的なのはそれだけではなく、e-ラーニングシステムや調剤実技研修などのサポートもしているため、新たな職場へ行く際に心配な知識の再定をしながら就活が出来るというシステムです。

知識が実用レベルに達していないと実際勤務する時の負担がかかる可能性があるため、あらかじめその不安点を解消するのが大きな強みと言えるでしょう。

ファゲット

転職サイト運営20年と薬剤師転職業界で2番目に古く多くの実績を持っているのが特徴の一つです。

  • 公開求人数:32,796件(2023.11.20時点)
  • 「600 万以上」求人数13,837(2023.11.20時点)

そして求人数と比べ高年収の求人の割合が多いのが分かるかと思います。

特に驚きなのが「急募転職」「薬剤師不足地域への転職」では年収900万円への超大幅アップも可能とのこと。

業界古株という事もあって、交渉力にはかなりの自信をもっていて、その実績もきちんとあるのが強みです。

ここに関しては聞くよりもまずはサイトを見てもらった方が早いような印象も受けました(笑)

エックスファルマ

  • 公開求人数:7,806件(2023.11.20時点)
  • 「600 万以上」求人数3(2023.11.20時点)

え?少なすぎじゃない!?と思われた方もいますが、紹介する理由は以下の通りちゃんとあります。

  • 全求人のうち非公開求人が90%
  • 都市圏求人が多い
  • 病院でも600万円以上の提示あり
  • 年収800万円以上も潜んでいる可能性

とかなり掘り出し求人が多いということです。

非公開求人となっている理由は、公開求人にすると応募が殺到してしまい、適した人材を配置できない可能性があるためです。

要は非公開求人はそれほど市場価値の高いものと推測することが出来ます。

それは決して年収だけでなく、年間休日数や福利厚生の充実度など満足した生活を送るのに必要不可欠な要素です。

個人的にエックスファルマを有効に活用する方法は他の転職サイトと並行することです。

非公開求人のため、どれほどの高年収求人があるかは不明ですが、「年収600万以上」の求人数が多い転職サイトと並行することで、幅広く案件を網羅することが出来ますし、それぞれのメリット・デメリットを比較しやすくなるからです。

+αでの求人という位置づけで活用していきましょう!

ファルメイト

ファルメイトは主に派遣に強いサイトと知られていますが、実は正社員での高年収案件も多く持っています。

  • 公開求人数:48,709件(2023.11.20時点)
  • 「600 万以上」求人数12,432(2023.11.20時点)

と他のサイトと遜色はありません。

また、派遣だけで年収600万を越えることも十分可能です。

私の知り合いでは派遣で時給4000円で北海道の札幌に3か月勤務していた人もいるくらいです。

当日急募もあるらしく、それについてもかなり高額な時給が提示されているようです。

今後、正社員ではなくフリーランスも検討している人に関してはバイト感覚で登録してみても全く損はないと感じています。

次に、転職成功のためのスキルアップ戦略について詳しく見ていきましょう。

転職成功のためのスキルアップ戦略

転職エージェントを有効に利用することで、特別な資格がなくとも年収600万円以上の求人を獲得することは出来るでしょう。

しかし、「○○○」というスキルや経歴等があるとさらにその幅は広がります。

この「○○○」は年収600万円以上の求人の幅を広くさせ、年収の範囲も人によっては700万、800万円と広げることも可能です。もちろん、福利厚生のよい求人も増えるでしょう。

答えから先にお伝えすると、下記のようなものが該当します。

  • 普通自動車運転免許
  • 認定資格や継続学習力
  • 管理薬剤師経験
  • コミュニケーション力
  • キャリアプランの確立

どういうことなのか詳しく説明していきます。

運転免許の必要性

なぜ運転免許なの?

と思われる方も多いと思いますが、年収をアップさせる上でかなり重要な要素です。

現在、在宅医療の需要が増えているからです。

都心部であれば電車や自転車などでも対応は可能ですが、公共交通機関が近くにない場合や距離が離れている場合には社用車でいくことの方が圧倒的に多くなります。

私は5つくらい転職エージェントに登録したことがありましたが、どのエージェントに相談しても100%運転免許の有無は聞かれました。

また、運転が必要なほど田舎に飛ばされるのではないか?という不安もあると思います。

しかし、実際は都心部でも運転免許が有利になる求人は存在しています。よく相談していくことが大切です。

認定資格や継続学習力

医療業界で働く限り、知識の更新というのは必要不可欠なものとなっています。

新薬が発売されたり、適応や副作用の内容が拡大するため継続的な学習力があるかどうかは重要になります。

就職先や転職エージェントにも自分がどの程度学習しているかどうかを伝えることは難しいと思います。

しかし、「今、苦手な○○の分野について▲▲という本で学んでいる」や「研修認定薬剤師を取得し常に知識を更新している」といったことでアピールが出来るのではないかと思います。

しかし、研修認定薬剤師は研修を受けていれば誰でも取れる資格であり、他の人との差別化させるには難しいのも事実です。

  • 糖尿病療養指導士(コメディカルで習得可能)
  • 腎臓病薬物療法認定薬剤師
  • 在宅療養支援認定薬剤師
  • 外来がん認定薬剤師

などの各領域に特化した資格があるとなお高年収への切符は得られやすいでしょう!

もちろん簡単には取得できませんが、簡単ではないからこそ差別化ができ、求められる幅が広がりやすくなります。

病院薬剤師の先生方は症例など集めやすいため、もし気になるような領域があるのならそれを意識して業務にあたることでより専門資格を得られやすくなるでしょう!

先述したとおり、これらの特別な資格がなくとも高年収への求人は獲得できるので安心してください!

転職を既に視野に入れている若手薬剤師の先生については、こちらも参考にして頂ければと思います!

管理薬剤師の経験

管理薬剤師は各薬局や店舗の責任者の事を言います。

そのため薬局薬剤師が主に対象になるスキルです。

一般職との大きな違いは、ただ調剤して投薬するといった行為だけでなく、従業員の監督や医薬品の管理を行います。

つまり、常に周りを見渡す力・必要な在庫数の把握と確保・流通の状況の把握が必要不可欠な役職になります。

一朝一夕で得られるスキルではなく、管理薬剤師を行えるような人材はどこの薬局や店舗でも需要があります。

管理薬剤師になるための要件は下記の2つです。

  • 薬局での5年以上の実務経験
  • 認定薬剤師の資格

これらが要件になりますので、薬剤師歴がまだ5年に満たしていない薬剤師には遠い話に聞こえるかもしれません。

しかし、今後転職を考えている。という方に関しては早めに管理薬剤師になって転職するというのも一つの手だと思います。

先を見据えて早めの行動をしていくと今後の薬剤師人生で大きなアドバンテージを得ることが出来るでしょう。

コミュニケーション力

チーム医療においては、患者やその家族、他の医療従事者との協力も重要です。医師や看護師との連携を通じて、患者さんに最適な治療を提供するためのコミュニケーション能力が求められます。

また、驚くべき真実をお伝えします。

実は、コミュニケーション力の有無はその他のスキルの有無よりも非常に大切です。

誰かと仕事をする上で一番重要なことは何でしょうか?

どれだけ優秀かではなく、どれだけ働きやすい人かどうかというのが重要になってきます。

話をかけやすい、話やすい、言ったことがすぐ伝わるなどのコミュニケーション力が高いと私たち薬剤師だけでなく医師や看護師を含むスタッフからも声をかけられやすくなります。

そうすると他職種との連携がとりやすくなり、薬剤師側も発展しやすくなります。それは薬剤師同士のやり取りでも同じことです。

さらに、キャリア形成の観点からも、上司や同僚との良好な関係構築は、職場での成長や昇進につながる重要な要素です

患者目線からしても話やすい、的確な答えが返ってくるなどのプラスの感情になれば満足度も高まります。

コミュニケーション力=良く話す人と誤解されやすいですが、コミュニケーション力がある→話しかけやすく、的確にやり取りができると考えて頂ければと思います。

そのため、自分は陰キャだからムリだわ。なんてことにはなりません。

まずは話しかけやすい雰囲気、相手の話をきちんと理解して返答することを心がけましょう!

キャリアプランの確立

意外と疎かにしている人が多いと思います。

自身のキャリアプランをどこまで考えていますか?

一度決めたら変更ができないという事では決してありませんが、自分がどのように動いていくのかを明確化するためにもキャリアプランを確立していることがとても重要です。

転職においても今後のなりたい未来像が分かっているか否かでは転職エージェント側も求人を絞りにくいのが現実です。

10,000ある求人から1つを探し出すより、10の求人に絞る方が自分に合った場所が見つかると思いませんか?

具体的には、転職して5年目にはがんの専門を取得できるように症例を集めてがん患者の役に立ちたい!その後に、がん専門薬剤師の育成に関わっていきたい。などです。

このようなビジョンがあった時に、じゃあがん患者が多く来そうな求人はどこだろう?そのような認定を欲している求人はどこだろう。さらに年収が多いところ。と絞り込み検索のように求人を的確にしていくことが出来ます。

専門の薬剤師や育成に関わらず、エリア内の店舗で○○の算定率を1位にしていきたい!などでも良いと思います。

いま一度、ご自身のキャリアプランを考え直すことをおススメします。

年収600万円以上薬剤師へのキャリアパス

キャリアプランについては非常に今後の薬剤師を続けるうえでは避けては通れないため、さらに深堀りをしていきたいと思います。

少し難しい言い回しになってしまいますが、高年収薬剤師へのキャリアパスには、第二新卒薬剤師が目指すべきキャリアプラン、管理薬剤師への道、そして専門性を高めるための業界動向と将来性が含まれます。

第二新卒薬剤師が目指すべきキャリアプラン

第二新卒薬剤師にとって、キャリアプランの確立は今後の薬剤人生の成功への第一歩です。

初めに、自分の興味や強みを理解し、それに基づいて目標を設定することが重要です。先ほどよりもさらに分かりやすくお伝えします。

例えば、患者ケアにやりがいを感じ、十分なサポートや助言などを行っていきたい!という情熱を持つ場合、臨床薬剤師の道を目指すことができます。

このような場合は自分の得意あるいは興味のある、良く関わっている領域の専門領域とする道を検討することでよりやりがいを持つことが出来るでしょう。

それだけでなく、勉強会の依頼をされるようになったりとさらにキャリアが広がっていく可能性も十分にあり得ます

経営や管理に関心がある場合には、将来的に管理薬剤師や薬局経営者を目指すことも可能です。

管理薬剤師は早ければ薬剤師4年目からなることが出来ますし、そこで地域の薬局としての必要なスキルを身に着けて自身の薬局を経営するとなると大変ではありますが、かなりやりがいが出来ると思います。

キャリアプランを立てる際には、短期的な目標と長期的な目標を設定し、それに向けたステップを具体的に考えることが大切です。

短期的な目標としては、特定の分野での専門知識を深める、必要な資格を取得するなどが考えられます。

長期的な目標としては、希望する職種や役職に就くことを目指し、そのために必要な経験やスキルを積むことが重要です。

管理薬剤師への道

管理薬剤師への道は、薬剤師としてのキャリアの中で重要なステップの一つです。

管理薬剤師は、薬局の運営管理を担う重要な役割を果たします。

この職種は、薬剤師としての専門知識に加え、人材管理や業務効率化などの管理スキルが求められます。

管理薬剤師になるためには、「薬局での5年以上の実務経験」「認定資格の取得」の2つが必要です。

その上で、管理職として必要なスキルを身につけるために、リーダーシップ研修や管理職トレーニングに参加することが有効です。

管理薬剤師になることで、より高い年収を目指すことができるだけでなく、薬剤師としてのキャリアをさらに発展させることが可能になります。

専門性を高めるための業界動向と将来性

薬剤師としての専門性を高めるためには、業界の動向を理解し、将来性のある分野に注目することが重要です。

現在、医療業界では、がん治療や在宅医療などの分野が特に注目されています。

これらの分野では、専門的な知識や技術が求められるため、これらの分野に関する研修や資格取得に取り組むことは年収アップにはかなり有効です。

年収600万円以上を実現した薬剤師たちの転職体験談

年収600万円以上を実現した薬剤師たちの転職体験談には、転職成功者のリアルな声、失敗から学ぶ転職の教訓、転職後のキャリアアップ事例が含まれます。

転職成功者のリアルな声

転職を成功させた薬剤師の方にはこのような声がありました。

  • 自分のなりたい将来を転職エージェントとよく相談しました。ただ、パートナーがいたのでできるだけ都心部で勤務できることが一番気にしていました。最終的に年収も100万以上は上がって今までよりも満足して過ごしています。(30代男性薬剤師(薬局→薬局))
  • もともと病院で働いていて、やりがいも休みも充実していましたが、年収だけが気がかりで転職しました。病院で専門の資格を取っていたのでそれの強みを出して年収200万近くアップすることが出来ました。(20代男性薬剤師(病院→薬局))
  • 残業続きで自分の自由な時間が少なく負担が大きかったので転職することにしました。年収もあげたかったですが、何より残業が無くて給料の良いところが良かったです。私は一人の患者に対して悩みや不安を解決するのがやりがいだったので処方箋は少なく、薬剤師が少ない場所へ転職しました。残業はもちろんほぼなくなり、仕事に対しても楽しくできているので満足しています。(30代女性薬剤師(薬局→薬局))

最後の方は年収については不明でしたが、とても満足した転職だったように感じました。

皆さんが共通していたこととして、転職エージェントへ登録した際に自分の希望や求めていることを細かく話したことが良い求人を見つけたのではないかと振り返っていました。

失敗から学ぶ転職の教訓

転職においては、失敗から学ぶことも多いです。失敗例としては、年収や職場環境に関する不十分な情報収集が挙げられます。

実際にアンケートで回収した内容についてお伝えしたいと思います。

  • 年収が低かったので転職を決意しました。ドラッグストアは給料が最初から良いので保険薬局やその他のドラッグストアと比べることもなく転職しました。年収は650万円ほどになりましたが、レジ打ちしたり品出ししたり、薬剤師以外の業務が多すぎて自分が何者なのか分からなくなりました。(30代男性薬剤師(薬局→ドラッグストア))
  • 病院の仕事内容や人間関係が疲れて薬局に転職しました。理由は薬局の方が楽だからと思っていたからです。病院と薬局の違いも知らずに薬局ならどこでも大丈夫って言ったのが間違いでした。休みも少ないし、残業も多い。薬局でも結局辛くなってまた転職してしまいました。(20代男性薬剤師(病院→薬局))
  • 地方の方が年収が良いので地方に飛んで働きました。年収は150万ほどアップしましたが、周りに何もなくて仕事に行って帰るだけの毎日。お金溜まるからいいやと最初は思っていたけど都会暮らしだった自分からしたら地獄でしかない。(20代男性薬剤師(薬局→薬局))

このように、年収が高いと聞いて転職したものの、実際は過酷な労働条件や甘く考えていたせいで自分の希望や求めるもの、キャリアプランも伝えきれずに後悔に至ったというケースもあります。

このような失敗から、転職先を選ぶ際には、年収だけでなく、勤務時間、休日の数、職場の雰囲気、職場周囲の環境など、多角的な視点で情報を収集することが重要だと分かるかと思います。

また、転職活動を急ぎ過ぎることも失敗の原因になることがあります。

転職市場の動向を十分に理解せず、準備不足で面接に臨むと、望む結果を得られない可能性が高まります。

失敗例から学ぶべきは、転職活動には時間をかけ、自分のキャリアプランに合った職場を慎重に選ぶことが大切だということです。

転職後のキャリアアップ事例

転職後にキャリアアップを果たした薬剤師の事例は、第二新卒薬剤師にとって大きな励みとなります。

その事例についても共有していきたいと思います。

  • 薬局でがんの専門を取ろうと学会に申請して病院の研修へ行くことになりました。病院でのやりがいの大きさに驚くのと同時にさらにがん領域への興味が増して病院へ転職しました。年収は落ちましたが、日々充実した毎日を過ごしています。(30代男性薬剤師(薬局→病院))
  • 最初は大手の薬局に努めていましたが、給料が安く悩んでいました。管理薬剤師を経験してから自分の薬局を持ちたいという気持ちが大学生時代からあったので早めに管理薬剤師になれるような環境に身を置くことにしました。そのおかげで薬局6年目で管理薬剤師になり、今は薬局を立ち上げるところまでキャリアアップすることが出来ました。日々大変ですが充実しています!年収はまだ安定してませんが800万前後です。(30代男性薬剤師(薬局→経営者))

薬局から病院のケースは年収自体は下がっていますが、自分のやりたい事が見つかりさらに専門性を高めて充実感を得ているのでキャリアアップの成功例と言えるでしょう。

もともとのキャリアプランがあると正しい行動を早く取ることが出来るので経営者になった方は本当に見習うべきものだなと感じますね。

これらの事例からは、転職が新たなキャリアの扉を開くきっかけになることがわかります。

キャリアアップの事例には、転職を通じて得た新たな人脈や経験が、将来のキャリア形成に大きく貢献しているケースも見受けられます。

年収600万円以上を獲得する転職活動の準備と実践

転職活動の準備と実践には、転職時により有利になるような履歴書・職務経歴書の作成方法、面接での自己PRと交渉術、転職活動中の心構えが含まれます。

効果的な履歴書・職務経歴書の作成方法

履歴書と職務経歴書は、転職活動における自己紹介の重要なツールです。

これらの書類は、あなたの経歴やスキルを明確に伝えるためのもので、採用担当者に良い印象を与えるためには、丁寧かつ具体的に作成することが重要です。

履歴書では、基本的な個人情報に加え、これまでの職歴や学歴をわかりやすく記載します。

職務経歴書では、具体的な業務内容や成果、習得したスキルを詳細に記述しましょう。

特に、第二新卒薬剤師の場合、実務経験が少ないことを考慮し、学生時代のインターンシップやボランティア活動、プロジェクトへの参加経験なども積極的に盛り込むと良いでしょう。

また、薬剤師としての専門性や特技をアピールすることも忘れないようにしましょう。

余談ですが、転職エージェントでも履歴書や職務経歴書は添削してもらえますが、あくまでもベースは自身で作るものです。

ベースが不安定だったり説得力が少ないと添削後の質にも大きな差が出ますので時間をかけて丁寧に作成することが求められます。

面接での自己PRと交渉術

面接では、自己PRが非常に重要です。

特に第二新卒薬剤師の場合、実務経験が限られているため、自分の強みや学びの意欲を効果的にアピールすることが求められます。

自己PRでは、これまでの経験を具体的なエピソードとして語り、どのようにその経験が今後の職務に役立つかを明確に伝えましょう。

また、面接では交渉術も重要です。年収や勤務条件など、自分の希望を適切に伝えることが大切です。

交渉する際には、市場価値を理解し、現実的な要求をすることが重要です。

もっと簡単に言うと、自分の価値を正しく理解しそれに見合った交渉をするべきという事です。

なにも見出せてもいないのに、年収600万円は欲しい!と言ってもそんな簡単に年収が上がるわけではありません。

面接は、あなたと企業の双方にとって最適なマッチングを見つける場でもあるため、自分が他の人と比べてこんなことが出来る。このように会社に貢献できる。など会社にとっていかに自分が価値が高いかをアピールする必要があるのです。

また、柔軟性を持ち、転職先の提案に対してもオープンな姿勢を示すことが望ましいです。

お互いが気持ちよく面談できるか否かもコミュニケーション力の一つです。

転職活動中の心構え

転職活動は、時にストレスを伴うことがあります。

特に第二新卒薬剤師の場合、未経験の分野への挑戦や、新しい環境への不安が大きいかもしれません。

そんな時は、ポジティブな心構えを持つことが大切です。

自分のキャリア目標を明確にし、なぜ転職を決意したのか、どのようなキャリアを築きたいのかを常に意識しましょう。

先ほどの成功例をまた持ち出してしまいますが、きちんとキャリアプランを考えている人の方が圧倒的に転職を成功させています。

そのことを忘れずにしていきましょう!

まとめ:年収600万円以上を目指す薬剤師のための転職ガイド

ステップ内容
1. キャリアパスを確立する自分のなりたい将来像を明確化する。明確化することで目標へ歩き続けられる。
2. 必要なスキルを身に着ける自動車免許を含め、取れるものは取る。専門は取れていなくても意欲とそれに伴う行動をしていればOK
3. 年収アップがしやすい転職サイトに登録年収600万円以上の求人が多い、非公開求人の多い穴場転職サイトを併用する
4. 自分のキャリアプランや希望を話し合うエージェントは転職の見方。自分の求めていることをキチンと伝えよう。
5. 面接の前準備を行う履歴書・職務経歴書の作成、面接で自分がどのように企業にとって価値があるかを伝える
年収600万円以上の転職成功へ導く5ステップ

今回、年収600万円以上を目指す薬剤師としての転職活動に必要な情報をお伝えしてきました。

上記の5ステップがまとめとして行っていく段階になります。

いま自分がどの段階にいるのかを再度確認しながら転職活動を進めていくと後悔のしない選択になっていきます。

年収が増えれば今よりも将来の金銭的な不安が減るだけでなく、旅行や体験にお金を使う事も出来ます。

そのようなことが出来てくると、プライベートもより充実して色々なストレスからも解放されることは身をもって実感しています。

少しでも今回の内容で転職成功者が増え、仕事もプライベートも充実されることを祈っています。

-転職